見上げる空

なみだがあふれそうになると
空をみあげる

2014年7月遠い遠い空のむこうにいってしまった長男くん

ごめんね
ただただ会いたい

はやく…

長男くんが逝ってしまってから

死ぬことがこわくなくなった


自分からあちらの世界へいく勇気はないから

病気でも

事故でもいいから

あちらの世界へつれていってほしいと毎日おもう



でも、

まだ生きている


長男くんの苦しみに気づかなかった私への

罰なのかな


長男くん、

許してくれてないから

まだそっちの世界へ行けないのかな


元気なふりして

こころにふたして

生きることはこんなにつらいことなんだ


長男くんの気持ちに気づかなかった

母親失格


次男くんにどう接していけばいいのかも

わからなくなってきた


わたしがおかあさんでごめんなさい


なんのために生きなければならないのかな

ダメだな…

なかなかはいあがれなくて

なんにもやる気にならず

会社も休み

部屋に引きこもってしまっていた


いろんなことがかさなった

まわりがうらやましくなって


長男くんに逢いたく逢いたく

気づかなかったことに後悔して

あんなに泣いても

まだこんなに涙ってでるんだ

と思うくらい

涙が毎日あふれてきた


家族に迷惑かけてることもわかってた


でも

どうしても気持ちの切替ができなくて

哀しい気持ちを抑えられなくて…


食欲もなくて全く食べれないでいたけど

人間って不思議で

数日たつとお腹がすいてきた


食べたら

おいしいって感じた


これが生きていくってことなのかな


早く長男くんのそばに行きたいけど

自ら死を選ぶ勇気もないし

残された家族にまた同じ哀しみを味わってもらいたくない


どんなに哀しくても

生きている


何年たっても哀しみが消える訳でも

自分が強くなる訳でもない


むしろ

哀しみがあとからあとからつよくなる


哀しみを受け入れながら

生きていくしかないのかな


次男くんが

長男くんが逝ってしまった17歳の夏が近づいて

長男くんに重なってしまい

次男くんまでいなくなってしまうのではないか

と不安もある


一番笑顔でいてほしい次男くんに

また心配かけてしまった


心配かけてしまったぶん

次男くんの笑顔がたくさん見れるように

うまく気持ち切替スイッチONにしよう

気持ち

毎朝

眼が覚めると

長男くんがいない現実になみだがあふれる

そして

気持ち切替スイッチをONにして

部屋からでる


だんなには他の理由を言って

寝室を別にしてもらった

ほんとうの理由は

朝起きてから毎朝涙があふれてしまうのを

みられたくなかったから…


いまは、長男くんの部屋を寝室にしている


なみだがあふれそうになっても

家族の前ではみせたくなくて

(とくに次男くんには)

寝室か車の中


昨日

気持ちが押さえられず

バクハツしてしまったのは

だんなのある一言だった


家族にもわかってもらえないかなしみ

くるしみ


次男くんには

迷惑かけたくない

笑顔でいてほしい

とそのおもいもカラ回りしてるのかな


なんとか

はいあがらないと


でも

今回はなかなかはいあがれない


こんなお母さんで

ごめんなさい


だれにもいえない本音


ここでしかいえない